開業を実感する1つの儀式という気がしていて、郵送ではなく直接税務署に提出しにいこうとなんとなく思っていました。
私ももう少しITに強くなろう、この経験をお客さんにお話できることもあるかもしれない、と思い直し、
電子申請を試してみることにしました。
freee開業で無料で電子申請できる
freee開業でスマホにアプリをダウンロードすれば、
質問に答えて項目を埋めていくだけで、開業届と青色申告承認申請書の書式ができあがります。
- 税務署に直接提出
- 郵送で提出
- Webで提出
スマホで電子申請できる
Webで電子申請するには、パソコンからとスマホからの2通りあるのですが
パソコンの場合、マイナンバーカードの他に、カードリーダーが必要になります。
カードリーダーなんて持っていないので、スマホ一択。
スマホも、カードリーダー読み取り対応機種でないといけないのでご注意ください。
私のiPhoneSE(第2世代)は大丈夫でした。
だいたいの手順。
- freee開業で新規登録(私はパソコンで登録しました)
- 開業届・青色申告承認申請書の入力
- freee開業の電子申請アプリをスマホにダウンロード(以下スマホで操作)
- e-Taxの利用者識別番号を取得
- e-Taxの電子証明書を登録
- 開業届と青色申告承認申請書の送信
- 受付結果の確認
freee開業のアプリに出てくる指示通りに進んだつもりなのですが、アプリとe-Taxのサイトを行ったり来たりして入力しているうちに、次にどこに戻るのかがわからなくなったりしました。
途中エラーが出たりもしましたが、なんとか受付完了というメッセージまでたどり着くことができました。
開業届の控えもWebからダウンロードできる
スマホのfreee開業アプリで受付結果の確認はできるのですが、
ここで見ることができるのは送信日時・受付番号・氏名・手続き名・受付結果だけ。
詳細はe-Taxのサイトのメッセージボックスからしか見ることができないようです。
e-Taxソフト(Web版)のメッセージボックスを使うには、サイトから事前準備セットアップが必要。
そしてマイナポータルというスマホアプリのダウンロードもしました。
ここでマイナンバーカードにスマホをかざして読み込むという作業を初めて行いました。
これがカードリーダーの代わりを果たしているということなんでしょうか。
e-Taxの利用可能時間に注意
注意点を一つ、e-Taxソフト(Web版)の利用可能時間は24時間ではありません!
- 月曜日〜金曜日(休祝日及び12月29日~1月3日を除く) : 24時間
- 毎月の最終土曜日及び翌日の日曜日 : 8時30分~24時
※休祝日の翌稼働日は8時30分から利用開始
※確定申告期は土日祝日等を含み24時間利用可能
月曜日は、8時30分から、ということになります。
金曜日の夜から一連の作業を始めて、エラーが続くのはなんでだろうと思っていたら
手間取っているうちに0時を超えてしまい、利用可能時間を超えていた、ということに。
結局土日は作業を中断し、受付完了の確認をとれたのは月曜日の朝でした。
電子申請といえども、本当の意味で24時間対応ではないのですね。
まとめ
社労士が業務で使用するe-Govという電子申請は、「役所が閉まっていても24時間対応可能」ということを一つの売りにしており、実際24時間いつでも送信自体は可能です。
(この間は審査は進みません。)
これはとても有難いことだったのですね。
とは言え、カードリーダーを使わずに、また郵送料やプリント代など節約できたりして、どんどん改良が進んでいるわけですので、乗り遅れないように、食わず嫌いにならないように、チャレンジする精神を忘れないようにしようと思いました。