こんにちは、大阪市の社労士さちこです。
前回のつづきです。今回で最後です。
総務スタッフとして転職した会計事務所。
ここで初めて、入退社の手続きや、離職票の作成、年度更新・算定基礎届、給与計算、源泉所得税納付、特別徴収、年末調整などを覚えることになりました。
と言っても、初めてだらけの業務にぶち当たりながら、素人が本やネットで調べながらなんとかこなす、というやり方だったので、今考えるとひやっとしてしまいますね。
同時に、小さな会社の仕訳入力、月次決算など先輩の隣で一から教えていただきました。
経理スタッフは女性が多く、みなさん実務経験ばっちりで、何にも知らない私はただただ憧れの眼差しで見つめるばかりでした。
少しでも近づきたくて、簿記2級を受験し、2回不合格になった末、ようやく取得しました。
この時点で、周りの経理スタッフのようには、どうやらなれそうにないぞ・・・?と気づき始めました。
そうでした、私は数字に弱いんだった!
訓練して習得するにも、これは時間がかかるなあと思っていたところ、ようやくここで社会保険労務士という資格に目を向けることになります。
社労士については、以前から聞いたことはありましたが、
本屋さんにテキストを見に行ったところ、簿記とは比べ物にならないほど分厚い参考書だったため、断念したことがありました。
会計事務所在職中は、八王子から1時間半~2時間かけて通勤しており、残業もなかなかの時間ありましたので、当時の仕事と社労士の勉強との両立は私にはできませんでした。
その後、会計事務所を退職し、少し時間ができたところで社労士の勉強を始めることになります。
経理と総務の仕事をかじってみて、経理への道が難しそうだと回避しての、社労士への道。
後ろ向き?そして遠回り?のように見えますが、私的には今とてもしっくりきています。
- 書類作成などの事務仕事の割合が結構多いところも好きです。
元々は事務屋さん。 - そして事務仕事だけではきっとつまらなくなって、勉強した知識を元にお客さんの相談にのったりアドバイスするなどのコミュニケーションもとれる仕事。
ただの世間話や営業だとなかなか話が弾まないのですが、話すべき知識があってのコミュニケーションならなんとかなるのでは・・・と。 - 国家資格であり、一定の社会的信用があるところ。
実際には資格保持による信用なんてそんなにないのかもしれませんが、自信も中身もない私は、私自身がすごく拠り所にしている部分です。 - 会社に雇われなくても、ひとりで働くという選択肢があるところ。
もちろん勤務社労士としてサラリーマンの道もあります。好きな方を選べる。
など。
まだまだ勉強不足で、おそらくこの先も、全てを把握し切ったぞ!と思うことはない社労士の仕事ですが、とてもやりがいがあり、そして自分に向いているのではないかなあと勝手に思っています。
以上が、社労士を目指すまでの道のりでした。長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。